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実写風のAI画像を作ったのに、なぜか肌がプラスチックっぽい。背景だけ妙にぼやける。カメラ名や「8K」を盛っても、思ったほど写真らしくならない。
これ、単語が足りないというより、AIに決めさせている部分が多すぎるのが原因になりがちです。
実写風プロンプトで大事なのは、難しい英単語を大量に並べることではありません。「誰を」「どこで」「どう撮り」「どんな光と質感にするか」を順番に決めることです。まずはそのまま使える型からいきます。
実写風プロンプトの基本形
[被写体]、[場所・背景]、[構図・距離]、[動作・表情]、 [照明]、[素材や肌の質感]、[色味・空気感]、[避けたい要素]
英語で書く場合も順番は同じです。
[subject], [location and background], [framing and camera angle], [action and expression], [lighting], [material and skin texture], [color mood], [elements to avoid]
「photorealistic」「RAW photo」「8K」だけでも多少は方向が変わりますが、それだけで写真になるわけではありません。被写体、構図、光が曖昧なままだと、AIは残りを勝手に補います。その補い方が、いわゆる「AIっぽさ」につながります。
コピペ用1:自然な人物ポートレート
30代の日本人女性、白い壁と観葉植物のある明るい室内、 胸から上の自然なポートレート、カメラを見て少し笑っている、 大きな窓から入る柔らかい朝の光、自然な肌のきめと髪の毛、 落ち着いた中間色、過度な美肌加工なし、背景のぼけは控えめ
顔だけを細かく指定しても、照明と背景が不自然だと合成写真っぽく見えます。人物、光源、背景の3つをセットで書くのがコツです。
「毛穴を強調」「超高精細」などを入れすぎると、逆に肌だけザラつくこともあります。まずは「自然な肌のきめ」「過度な美肌加工なし」くらいから試す方が扱いやすいです。
コピペ用2:EC向けの商品写真
白い陶器のマグカップ、淡いグレーの無地背景、 商品全体が入る正面寄りの構図、机の上に単体で置く、 左右から均一に入る柔らかいスタジオ照明、 陶器の細かな質感と自然な接地影、色は実物に近く、 文字・ロゴ・余分な小物・強い反射なし
商品画像では「何を足すか」より「何を置かないか」が重要です。小物を増やすと雰囲気は出ますが、商品より背景に目が行きやすくなります。
実在商品の画像を参考として使う場合は、その画像を使う権利があるかも確認してください。生成できることと、広告や販売ページで使ってよいことは別問題です。
コピペ用3:ブログのアイキャッチ
木製デスクでノートPCを操作する人物の手元、 明るい自宅作業スペース、横長16:9、人物は画面右側、 左側に見出しを置ける広い余白、昼の自然光、 白・青・黒を中心にした清潔な色、現実的な机の質感、 画面内の文字・ロゴ・透かしなし
アイキャッチでは、画像の中にタイトルを書かせるより、後から文字を置く空間を作らせる方が安定します。AI画像内の文字は崩れることがあるため、文字入れはCanvaや画像編集ソフトで分けた方が修正も簡単です。
コピペ用4:料理・飲み物
焼きたてのバタートーストとコーヒー、木のテーブル、 斜め45度上からの寄りの構図、朝食を食べる直前の状態、 窓から入る暖かい朝の光、パンの焼き目と湯気を自然に、 少し落ち着いた暖色、食器の形崩れ・余分な食べ物・文字なし
料理は「おいしそう」だけだと、照りや湯気が過剰になりやすいです。光の方向、撮る角度、料理の状態を具体的にすると、広告っぽすぎない写真へ寄せやすくなります。
カメラ名やレンズ名は魔法の言葉ではない
「85mm lens」「f/1.8」「shot on ○○」は、画角やぼけ方を伝える補助にはなります。ただし、実在カメラ名を書けば必ずその機材で撮ったようになるわけではありません。
たとえば背景をあまりぼかしたくない商品写真なのに「85mm、f/1.4、強いボケ」と書くと、商品まで一部ぼやけることがあります。先に「全体へピント」「背景のぼけは弱く」と目的を指定し、必要ならレンズ表現を足す方が失敗しにくいです。
ネガティブプロンプトはツールに合わせる
Stable Diffusion系では、避けたい要素をネガティブプロンプト欄へ分けて書ける環境があります。
illustration, anime, plastic skin, over-smoothed skin, extra fingers, malformed hands, duplicated objects, text, logo, watermark, heavy blur
ただし、同じネガティブプロンプトがすべてのモデルで同じように効くとは限りません。通常の文章で「文字なし」「余分な指なし」と書く方が合うツールもあります。テンプレを固定するのではなく、使っているモデルで効いた言葉だけ残してください。
1回で完成させない方が早い
最初から全部を盛ると、何が効いたのか分からなくなります。次の順番で直すと迷いにくいです。
- 被写体と場所だけで4枚ほど出す
- 良い構図を選び、光と色を足す
- 肌・布・金属など、気になる質感だけ直す
- 文字、指、余分な物などの失敗を除外する
- 必要なら参照画像やシード値で一貫性を高める
Adobeの公式ガイドでも、実写表現ではポーズ、フレーミング、照明、質感を分けて指示する方法が紹介されています。参照画像が使えるツールなら、文章だけで粘るより、構図や人物の基準になる画像を用意した方が早い場合もあります。
PCへ入れるか、ブラウザで使うか
Stable Diffusion系を自分のPCへ入れる方法は、モデルや拡張機能を細かく選びたい人に向いています。一方で、GPU、インストール、容量管理、エラー対応まで自分で見る必要があります。
「まずプロンプトを試したい」「画像生成用PCを新しく買うほどではない」という人は、ブラウザから使える環境の方が始めやすいです。
ローカル環境を作らずStable Diffusionを試す選択肢
ConoHa AI Canvasは、ブラウザ上のWebUIでStable Diffusionを使うためのサービスです。モデル追加などを試したい一方、最初からPC環境を組むのが重い人には候補になります。
向いている人:画像生成用PCを用意せず試したい人、Stable Diffusion系のWebUIを触りたい人。
向かない人:完全無料で長く使いたい人、ローカルPCを細部まで自分で管理したい人。
料金、無料利用枠、利用できるモデルは変更される場合があります。申し込み前に公式ページの最新条件をご確認ください。
商用利用で先に見る場所
「AIで作ったから自由に使える」とは限りません。少なくとも次の3点は確認しておきたいところです。
- 使用したサービスの利用規約
- 追加したモデルやLoRAのライセンス
- 参照画像・ロゴ・実在人物など第三者の権利
ConoHaの公式サポートでも、商用利用は使用モデルのライセンスに従うよう案内されています。サービス自体が商用利用可能でも、追加したモデルまで自動的に許可されるわけではありません。
まとめ
実写風AI画像は、「高画質っぽい言葉」を増やすより、被写体、場所、構図、光、質感を順番に決める方が安定します。
まず基本形で出し、構図を選び、気になる部分だけ直す。文字入れやレイアウトは後工程へ分ける。この流れにすると、プロンプトが必要以上に長くならず、失敗した理由も追いやすくなります。
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